平成28年度大川商工会議所事業計画

事業計画の基本方針

  日本経済は、アベノミクス三本の矢の効果により、デフレ脱却や円高は是正され、株価・経済成長率・企業業績・雇用などは、多くの経済指標で著しい改善を見せてきた。その後、アベノミクスも第2ステージに移り、2020年に向けた経済成長の推進力として、(1)希望を生み出す強い経済、(2)夢を紡ぐ子育て支援、(3)安心につながる社会保障といった、希望と夢、安心のため、一億総活躍社会を実現させるために「新三本の矢」が発表された。
 特に、長年の懸案事項であった、少子高齢化という、日本社会の構造的な課題にも、「希望出生率1.8人の実現」「介護離職ゼロ」に直結する政策に重点化する意向が表明され、限られた予算を有効に、効果的な分野に配分する予算案を決定されたことは、地方創生と併せ、大いに期待するところである。
  しかしながら、昨今の中国経済の落ち込みと原油価格の下落、ロシアルーブルの大幅な下落などにより、世界的に経済懸念が強まり、株価に急激な変動を及ぼすなどの影響が出はじめている。これに伴って安全通貨とされる円が買われ、結果、円高を誘う傾向にある。
  更には、日銀によるマイナス金利導入なども相まって、先行きの見えない不安定な状況となるなど、商工会議所の役割は従前にも増して重要となっている。
  大川商工会議所は、地方創生が叫ばれている今、地域経済を支える総合経済団体として国・県・市を始め、関係団体、国際医療福祉大学との連携を更に密にし、変革の時代に適応する元気で活力ある大川を再建し、480年の歴史と伝統を誇る、日本一の家具産地に相応しい“大川”を取り戻すため、各種課題解決の為の事業に取り組んで行く。 
 


事業計画の重点事項
1  創業事業計画策定支援及び創業塾、経営革新塾の開催
2  改正小規模支援法に基づく「経営発達支援計画」の認定取得
3  消費税軽減税率対策窓口相談等の事業実施
4  木材加工用機械作業主任者技能講習会の大川開催誘致 
5  木工業(ものづくり)人材育成のための「大川家具職人塾」の実施
6  地域団体商標「大川家具」と商標登録「木のきもち」の商品開発及び認定事業
7  大川中央商店街振興組合による空き店舗を活用した活性化支援事業(県・市補助)実現に向けた支援
8  プレミアム商品券「おおかわるる券」の発行
9  既存観光のPR並びに筑後七国商工連合会による広域観光ネットワークの構築と観光資源開発のための調査研究を行う。
10  草の根技術協力事業、森林国ラオスに対し木材加工技術の向上を図るための人材育成事業を実施
11  第29期議員改選並びに、部会・委員会の見直しと再編成による活性化及び組織力強化
12  組織率強化及び財政基盤確立のための会員増強運動と生命共済加入促進

                      

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