大川マイスターツーリズム 大川マイスターツーリズム
つくる、暮らす。
つくる、伝える。
つくる、味わう。
つくる、育む。
つくる、感じる。
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体験プログラム
あなたがうれしいと私もうれしい。
 
つくる、暮らす。
 
豊かな暮らしをつくる、本当のモノ。
  かんな  
 インテリアシティとして親しまれる大川の歴史は古く、その起源は約470年前にまでさかのぼる。
当時、大川は日田から筑後川を下ってくる木材の集積地として栄えていた。
多くの船が行き来していた、この街で船大工の技術を生かし、榎津久米之介が始めた指物(さしもの)が大川家具の起源とされる。
大川家具とは、川とともに生き、川とともに暮らしてきた大川だからこそ生まれた産業なのだ。そして今、大川には1,000社以上もの木工関連企業が集まる日本最大級の家具産地になり、伝統と技術の集積地となった。匠の「技」と「心」を守りつつも、伝統に囚われるのではなく、新たな才能を取り入れ進化している。
 その一つとして、新ブランド「SAJICA(サジカ)」がある。
大川商工会議所及び地域精鋭企業を核とし、著名なデザイナーや九州大学大学院から構成された「Team Okawa」によって創られた「サジカ」。
『心地よいさじ加減』からきているサジカは、その名の通り和と洋が程良いさじ加減でデザインされている。
日本の住宅事情を考慮したコンパクトさも嬉しい。
今後サジカは、公共の場における木製家具の在り方を模索していく。木は人にぬくもりを与えてくれる。
駅のホームにふとサジカがあったら…心が和むのではないか。
そう考えるのは、私だけだろうか。
 
 
 
 進化しているのは家具だけではない。
それが、「掛川織り」と呼ばれるい草製品だ。
この掛川織りは、筑後花茣蓙(はなござ)の代表的なもので他県産地には見ることができない。
私のオススメは「いぐさブティック草」。
店内に一歩足を踏み入れると、い草の芳しい香りがしてくる。
「デザインはもう若手のセンスに任せています」と女性社長は息子の肩をたたく。
なるほど、昔ながらの花茣蓙もあれば、これまでの茣蓙の印象をいい意味で裏切ってくれる、斬新なデザインの茣蓙もある。
時を経てもなお、人足が絶えないのは、昔と今の心地よさがあるからだろう。
豊かな暮らしとは、自分が心地よいと思う空間に囲まれて初めて生まれる。
大川には、暮らす人への心くばりのできる本物のデザインがある。
「僕たちは家具を作ってるのではなく、暮らしの一部を作っているんです」とは、大川で家具を学ぶ若者の言葉だ。
いかに良い家具を作るのかではなく、いかに住みやすい環境を提供できるのか、そのための家具を作りたいという。
私はこの時、大川の未来をみた気がした。
  木材  
 
インテリア
 
 
大川商工会議所
〒831-0016
福岡県大川市大字酒見早馬221-6
TEL 0944-86-2171
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平成20年度
小規模事業者新事業全国展開支援事業
 
  本当のモノ。